2025.07.03
フードロスをなくそう!mottECO FESTA 2025で見つけた未来のヒント
先日、ホテルメトロポリタン エドモントで開催された「mottECO FESTA 2025」に、私たちグリーナーも足を運びました。このイベントは、食品ロス削減を中心に、SDGs、資源循環、そして環境問題に関する啓発と発信を目的としており、その会場は食品ロスに直接関わる事業者や関係省庁、大学、環境テクノロジー推進企業、そしてレストラン関連企業と、多岐にわたるセクターの専門家や企業が集結していました。高校生を含む多くの学生や各企業の方々が来場されており、このテーマへの社会的な関心の高さが伺えました。
パネルディスカッションや省庁によるガイドライン説明、事業者による事例発表、そして多くのブース出展を通じて、食品ロス削減に向けた最新の知見と具体的な取り組みに触れることができ、知識の拡充とネットワーク構築に繋がる大変貴重な学びの場となりました。
サーキュラーパーク九州様や城山観光ホテル様のブースもございました。
びっくりドンキーに学ぶ「食品ロス削減」の具体的な実践
特に印象的だったのは、飲食業界で注目度の高いびっくりドンキー様の食品ロス削減に関する講演です。彼らが実施している具体的な取り組みは、まさしく「食品ロス削減の広告塔」としての役割を担っていると感じました。
びっくりドンキー様の主な取り組みは以下の3本柱で構成されています。
- 食べ残しの持ち帰りサービス「mottECO」: 2021年4月から全店で導入されており、お客様には「食べきれる量を注文し、食べきる」ことを推奨しつつ、どうしても食べきれない場合は持ち帰りが可能という画期的なサービスです。お客様自身が食べる量を意識するきっかけとなり、結果として満足度を高める効果も期待できます。
- 生ごみのリサイクル: 一部の店舗では、調理くずや食べ残しを粉砕乾燥処理機で処理し、「生ごみ資材」としてリサイクルしています。これは協力農場で堆肥として活用され、最終的にびっくりドンキーの食材栽培に役立てるという、まさに資源循環の理想的な形です。
- 廃食油のリサイクル: 店舗から排出される廃食油は、バイオディーゼル燃料、飼料、肥料としてリサイクルされています。さらに、一部店舗では家庭用廃食油の回収も行っており、地域社会全体で環境負荷低減に貢献しようとする姿勢が伺えました。
これら以外にも、食材の仕入れ量の適正化、子供向けの食育活動「もぐチャレ!!」、そして農薬使用の制限や化学肥料の削減など、私たちも行っているお米作りへのこだわりを通じて、持続可能な農業にも貢献されている点には深く感銘を受けました。
グリーナーが目指す、データに基づいた食品ロス削減
びっくりドンキー様の取り組みは素晴らしい成果を上げており、講演会を通じて、今後の食品ロス削減において「データに基づいた管理」がさらなる可能性を秘めるのではないかと強く感じました。特に、生ごみや廃食油のリサイクルにおいては、直営店とフランチャイズ店の両方で店舗ごとの数値管理をより一層精緻化することで、食品ロスや廃棄物の管理がより向上する余地があると考えました。
現在、多くの企業様がデータ管理を行っていますが、これではリアルタイムでの状況把握や多角的な分析に限界があります。ここで私たちグリーナーが提供する「Ecope」の出番があるのではと強く考えております。
Ecopeを導入することで、
- 食品ロスや廃棄物のデータを自動で集計・可視化し、店舗ごとの状況を正確に把握できます。
- 削減目標に対する進捗をリアルタイムで確認でき、具体的な改善策をタイムリーに打ち出せます。
- サプライチェーン全体での最適化に貢献し、無駄のない資源循環を促進します。
- 環境負荷低減の取り組みを数値で示せるため、企業のサステナビリティ報告にも説得力が増します。
私たちと一緒に、持続可能な社会を加速させましょう
mottECO FESTA 2025を通じて、食品ロス削減への社会的な意識の高まりと、各企業の具体的な取り組みを肌で感じることができました。この勢いをさらに加速させるためにも、私たちグリーナーは、あらゆる企業様に対し、「Ecope」を活用したデータに基づくシステムを提供してまいります。
食品ロス削減は、単なるコスト削減を超え、地球環境保護と持続可能な社会の実現に不可欠な経営課題です。食品ロス削減、そして廃棄物、環境負荷低減への取り組みへの支援ができるよう強化して参ります。